札幌ファスコースの実習フィールドでの【堆肥つくり】①

こんにちは。
私たちは、ファスコースの実習で作物や野菜、草花を育て、
収穫した物を味わう「自産自消」を実践しています。

また、実習地周辺の山からクマイザサやシラカバの枝を切り出し、
円山動物園のゾウのエサとして提供。
そのお返しとしてゾウのフンでつくった堆肥をいただき、
私たちの畑に還元する取り組みも行っています。

教室では出会えない
自然の循環や命のつながりを
実践的な体験を通して学んでいます。


▼クマザサやシラカバの枝の積み込みとゾウが食べている様子

学びの出発点は、実習フィールドの”土”

健康な土は健康な作物を育みます。この土の力を「地力」と言います。
畑に良質な堆肥(有機物)を施すことにより地力が高まります。

良質な堆肥には、良質で豊富な「腐植」が含まれています。
腐植とは、主に有機物(植物や動物の遺体)が微生物によって分解されてつくられたものです。
微生物が活発に活動して有機物を分解(発酵)する過程で発酵熱が出ます。

▲堆肥を一輪車に積み込み運び出す
▲みんなで圃場に堆肥を散布

実習フィールドでの堆肥づくり

堆肥を作る過程において、微生物による発酵とその発酵熱の温度がとても重要です。
発酵温度が十分に上がらないと雑草種子や病原菌は
死滅せず、良質の堆肥はつくれません。

堆肥をつくる人も使う人もこのような堆肥に対する
知識が不足していることがあります。

ここで、少し専門的な作り方がこちらです→→

地域にある堆肥原料を活用して工夫ができるので、フィールドごとに特色も出ます。
堆肥化施設設計マニュアルで組み合わせを調整し、炭素率を20~40に調整して
堆肥づくりをおこないます。


\今年の札幌の実習フィールドの肥料原料紹介/
札幌では、実習地周辺の雑草を細断したものに馬のフンなどを混ぜて堆肥づくりをおこなっています。

▲中央畜産会「堆肥化施設設計マニュアル」

堆肥をつくる過程で60℃以上の発酵温度がなぜ必要?

▲Biological reclamation oh solid wastes(1977)
Rodale press より抜粋

表から見てわかるとおり、人体病原菌・寄生虫は60℃、約60分でほとんどが死滅します。

堆肥をつくる過程で、発酵温度を60℃以上に上げることで
雑草の種子がや病原菌、寄生虫などが死滅し、安心・安全な堆肥をつくることが
できるのです。

少し専門的な内容でしたが、1年間の実習を通して学ぶ中でこのようなことを
少しずつわかるようになります。

次回は、札幌ファスコースの実習で堆肥づくりをした様子を紹介します。

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