11月10日の実習で味噌作りを行いました。
札幌は雪の季節を迎え、今朝は小別沢農園の周りも雪が降り、一面雪化粧です。

味噌作りは、メイン講師の永田さんのライブラリーで行われました。
特別講師は高橋弘美です。お子さんを3人育てたお母さんです。


初めに、かとうまふみさんが書いた絵本、「みそこちゃん」の読み聞かせから始まりました。お母さんと初めて味噌を作った、みこちゃん、ねかせている味噌がかわいくて観察しているとびっくり、味噌の赤ちゃんがあらわれました。不思議なその子を「みそこちゃん」と呼び見守っていきます。味噌作りの工程とおいしくて体に良い味噌の魅力を伝える絵本です。
読み聞かせが終わってから、味噌作り開始です。
あらかじめ煮てあった大豆を、すり鉢とボウルとすりこぎで、すりつぶしました。

これが大変でボウルの中の大豆がすりこぎをすり抜け、なかなかつぶれなくて苦労しました。次に塩切麹を用意しました。大きいボウルに麹を入れ固まっているところをほぐしながら、塩をムラのないようによく混ぜました。
つぶした大豆に、塩切麹を均一になるように手で混ぜ込みました。
次に熟成容器(ジップロック)に詰めます。

空気を抜きながら、ソフトボール大に丸めて味噌玉を作る。

ジップロックに味噌玉を入れてこぶしで上から押さえ、空気を抜きながら表面を平らにならして、空気が残らず外からの空気が入らないようにジップロックを閉める。

完成しました。
この後常温で1か月発酵、その後低温(家の中では玄関かな)で5~8ケ月後から
食べられるようです。
味噌作りの後、永田さんから日本の大豆の生産と流通についても学びました。
北海道の大豆栽培量 8.6万トン/日本全体で24万トン/日本全体の35%北海道で生産
日本の大豆の需要量 340万トン(90%が輸入、主に油や飼料用)
輸入先 アメリカ(70%)、カナダ、ブラジル
国内需要食用に限定すると24%が国産大豆で賄われている。
ポストハーベスト問題、輸入大豆には輸送中のカビや虫の発生を防止する農薬を混ぜている。
健康を考えると国産の大豆が増えることを期待したいと思います。