東京拠点の実習農場の紹介~2024年の最後の日~

こんにちは!
あぐり日記では、初登場の東京拠点です。

札幌静修高校通信制課程は、
札幌以外に福岡、大阪、石川、東京に
拠点を用意しています。

現在のところ、東京拠点に
アグリコースの受講生はいませんが、
いつでも生徒さんを迎え入れられるよう、
日々実習農場の整備を進めています。

2024年12月25日
年内最後の農場整備に行ってきました!

【農作業】

年内の農場の管理内容は大きく3つでした。

① ネットトンネルの片付け

ネットトンネルの中で、11/27に定植したソラマメを育てていました。
植えたばかりの小さい苗を
カラスやハクビシンなどの獣から守るために
設置していたのですが、
ある程度苗が大きくなったので、
ネットが不要になりました。

最後はクルクル巻いて、
紐で結んで片付け完了。

ちなみに、
この紐は古い綿シーツを
割いたものです。
野菜の誘引をする際も、
この紐を使っていますが、
綿100%なので、
最終的に土に還ります。

② 稲わらをたっぷり敷いてマルチング
枯れた雑草や稲わらのマルチは、
ムシたちが越冬する場所になったり、
大きな有機物を食べたり分解したりする
土壌生物のエサになったり。
また、これがあることで霜柱を
防ぐ効果もあります。

この稲わらは、
古い畳を解体したもの。
昔の畳は全て稲わらで
できていて、
その表面を
イグサの畳面で
覆っていたのです。
古い畳からイグサの
畳面を外して、
四隅を切り落とした状態で、
畳リサイクル業者さんから
譲ってもらっています。
ナイロンの糸を切って抜くと、
ほわ〜っと稲わらがほぐれます。

③ジャガイモの畝づくり
ソラマメの栽培管理が
終わったので、
次は少し気が早いですが、
ジャガイモの畝をつくりました。
「畝をつくった」といっても、
ジャガイモ植え付け予定のところを
鍬で4往復しながら土をほぐして、
一方(写真左側)は通路にするために、
少し土を盛り、表面を平らにならしただけ。
通路と反対側は土は盛らず、
今日耕さなかったところと地続きです。
水捌けが悪いとか、
機械を入れて使いたいといったような、
畝を作る理由がない時は、
あえて土を盛らないようなやり方を
しています。

ここにも稲わらマルチをして、
しっかり土を覆います。
土ができるだけむき出しに
ならないようにしています。

【生き物・植物観察】

ネット片付け中に
こんなものがついていました。
おそらくナガコガネグモの
卵嚢だと思います。
ふにゃふにゃなので、
霜で一度凍ってしまったの
かもしれません。
卵が生きているか
どうかわかりませんが、
卵嚢は丁寧にはずして、
木の蔭に置いておきました。(写真左)

もうひとつはこちらです。(写真右)
なんだかわかりますか?
ゴミのように見えますが、
これは、メヒシバという
雑草のタネです。
自分で動けない雑草のタネもくっついて、
人に運んでもらおうという
魂胆ですね。
こんな風に農作業だけではなく、
周りの環境を観察しながら、
さまざまな気づきを発見することが
アグリコースの特徴です。

年内最後は
日野菜カブ、
おおくらダイコン、
菜の花と小カブ少し、
長ネギ2本
収穫して帰りました。

東京拠点も
多くの生徒さんと
畑を通して
コミュニケーションを
とったり
知っていることを
相互に学び合える場を
目指しています。

一覧に戻る
イベント・相談会
イベント / 相談会 CONFERENCE
資料請求・お問い合わせ
資料請求 / お問合せ CONTACT