通信制×毎週の畑での活動=アグリコース

「アグリ日記」では、特色のある学びの場
『アグリコース』の活動や畑の様子をお伝えしていきます。

はじめまして。
札幌静修高等学校 通信制課程には、
全国でもめずらしい、産学連携の「通信制+毎週の畑活動」
というユニークなコースがあります。

アグリコースでは

  • 農から学ぶ
  • 五感を磨く
  • 自分で作って、自分で食べてみる
  • 自然のペースを感じ「待つ力」を育む

といったことを大切にしています。

風に揺れる草木、鳥の鳴き声、温度やにおい、土の状態を感じ、自然の中に身を置いてみる。

野菜や植物の成長から、季節や旬を知る。

自分たちで作った野菜を収穫し、家族とシェアする。

畑の様々な生き物と出会い、生態系や環境を観察する。

畑には、そんな経験・発見・実感がたくさんあります。

自然の中で自らの手を動かし体験したことは、
将来の生きる力にもきっと、
つながっていくのではないでしょうか。


自然が好き、野菜づくりが好き、お料理が好き、
体を動かすことが好きという方にはぴったりのコースです。

もちろん、人と違ったことをしてみたい!という方にもおすすめです。


現在、アグリコースは、北海道・大阪・福岡で活動中。


安全や体調、それぞれのペースに配慮しながら畑や自然を楽しんでいます。


さて、今回のアグリ日記では…
コースの中でも最多人数の
「福岡拠点」の活動についてお届けします。
(学習拠点は博多駅筑紫口、畑は粕屋町にあります)

実習の一風景。
今回はタマネギの収穫です。

スーパーで見慣れているタマネギ。
畑ではどんな風に生えているでしょうか。
そして、どんな風に収穫すると良いのでしょうか。

葉っぱの部分を手で持って、えいやっと引っこ抜く?
たくさん獲りたいから、大きなスコップでずんずんと掘り進める?
時間はかかるけれど、1粒ずつ、タマネギの周囲を掘りながら獲っていく?

講師からはちょっとしたコツを伝えつつ、それぞれで挑戦してみます。

生え方を観察して「こうやるのかな?」と考え、手を動かしてみる。
そうすると、うまくいったりいかなかったり。

他の人のやり方を見てみようかな、
道具を変えたりやり方を変えてみるのはどうだろう。

そんな風に試行錯誤し繰り返していくと…

「あ、分かってきた気がする!」という実感
「大きいタマネギがあったー!」という達成感

ちょっとした、けれども、
自分が体験したからこその喜び
感じることができます。

小さな「うまくいかないこと」も、畑という場所では
『楽しくなる前兆』だったりするのです。

この日の実習は天気もよく、それぞれのペースでワイワイと収穫をしました。
小さいながらも、たくさんの玉ねぎが収穫できました!

ニンニクの収穫も行いました。

「え? ニンニクって、上の方はホントはこんなに長いの!?」

「畑で生えているところ、初めて見たかも…」

「ひっぱったら…上だけ取れた!(笑)」

福岡拠点の生徒たち、ナイスリアクションです。


アグリコースでは失敗も全然OK!
観察し自分なりにトライしてみることを大切にしています。

たくさん取れたタマネギ、ニンニクは、みんなで分けて持ち帰り。

そうそう、福岡の畑では、農薬・除草剤・化学肥料を使わずに野菜を育てています。
もちろん、このタマネギやニンニクも。


収穫だけでなく、夏野菜の時期ということでナスも植えました。

講師からは
「この苗は『接木苗』なので、台木の部分を埋めてしまわないように植えましょう。なぜなら…」
とちょっとしたコツを申し添えます。

ただ植えるだけでなく、育ちやすくなる工夫を知る。苗について詳しくなる。
そうすることで、定植も立派な学びになります。


アグリ日記では引き続き、活動の様子や野菜の成長などお伝えしていきます。


みなさんにも自然や畑の雰囲気を感じていただけたら幸いです。
各拠点の様子も発信していければと思いますので、どうぞお楽しみに!

アグリコース 福岡より

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